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死ねばいいのに

<あらすじ>
死んだ女のことを教えてくれないか――。無礼な男が突然現れ、私に尋ねる。私は一体、彼女の何を知っていたというのだろう。問いかけられた言葉に、暴かれる嘘、晒け出される業、浮かび上がる剥き出しの真実…。人は何のために生きるのか。この世に不思議なことなど何もない。ただ一つあるとすれば、それは―。(Amazonより)
<感想>
一人の女が殺される。その女に関係する人間に、一人の若い男が尋ねて、女の事を尋ねる、という話。
若くて、口調もだらしない、自分でも学歴がないない言う、高卒、バイトはしてるからニートではないかな。みたいな。でも京極先生が書くものだから、よっぽど説得力のある言葉を吐くわけで、普通に頭いいよwwお前wwwみたいな。
タイトルが迫力ありすぎるけど、このタイトル以外にないな、と最後まで読むとわかる。
舞台が現代なのか、主人公が若い男なのか、まあ、読みやすかった。
いつもの、あの殺人的な薀蓄もなしなので、さらっと読めたー。
面白かったし、人に薦めたいんだけど、このタイトルはある意味いやがらせと思われるわ(笑)
一人一人、その人の人生があって、その人の言葉がある。絶対この中で、共感できる、ってか身に覚えがある感情があるはず。人間きれいごとじゃ、生きていけないからね。
そういう場面を読むと、少々、息がしづらくなるわ。
相変わらず、理詰めで説得力のある文章を書かれるよ。ほんと、筆力がありすぎるよー、京極先生ェー
一人目:会社の上司
二人目:隣人
三人目:ヤクザ
四人目:被害者の母親
五人目:担当刑事
六人目:?(書き下ろし)
みたいな感じで進む。書き下ろし部分は、伏せてみた。
続きはネタバレ有りの感想
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| 京極夏彦 | 09:34 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |

そして、警官は奔る

<あらすじ>

蒲田署刑事かに勤務する武本は、不法滞在外国人の子供が売買される事件を追っていた。 潮崎は、武本の力になりたいと思い、独自に調査をし始めるが……?

<感想>

相変わらずず武本のかっこよさには脱帽です。 今回はそこまでキチクキチク言われていませんでした(笑)
今回の相棒は冷血とよばれる方なんですが、鬼畜と冷血とかどんな警官……!
まあ、彼がなぜそう呼ばれることになったのかとか、色々、切ないんだけどね。

真実が人の心を揺さぶるときに、武本だけが己の信念を軸に、揺るがず立っている姿を見ると、すごく安心する。
その点、潮崎は若いなあ、と思う。

子供とか虐待とか……警察小説なので事件が起きるのは当たり前なんですが、切ない。
犯人に対してやり方に対して憤りを感じるといえばそうですが、でもそういった暗部に多くの人はまだ眼を瞑っているのではないのかな、と思う。


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| 日明恩 | 16:49 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

前巷説百物語

<あらすじ>

理由あって上方から江戸へ流れてきた双六売りの又市は、根岸の損料屋「ゑんま屋」の手伝いをすることに。この店はれっきとした貸物業、しかし裏では、決して埋まらぬ大損を大金と引き換えに仕掛けであがなう……という稼業を営んでいた。渡世仲間らと共に、若き又市が江戸に仕掛ける妖怪からくりの数々。だがついに、とてつもない強敵が又市らの前に立ちふさがる。(Amazonより)

<感想>

久しぶり、又市!
みたいな。

寝肥:この字をみた瞬間、うっひゃー!って思った。寝て肥えるって……正月の私の事かと。(汗)なんか他の人に説教されている又市って……かわいい

周防大蟆:青臭い又市爆発☆とかかいたら怒られそうだけど。たしかに、まっとうで、このまま、ねじくれるなよ、と思ってしまう。巷説や続巷説で飄々として、自信満々に仕掛けをしていた頃とは違うなあ。若いなあ。でも又市だなあ、と思わせてくれる。

二口女:この妖怪はなんか、ぬ〜○〜とかで見たことがあるかも。以外とメジャー?(笑)

かみなり:ひー。まさかのあの人登場。カッケー!

山地乳:因縁の名前が出てきた。

旧鼠:又市がなぜ御行姿になったのか。最後のシーンが切なくも、かっこいいなあ。

これを読んで初めて、巷説の又市の言葉や行動の意味がきちんと理解できた気がする。
だからこそ、シリーズをもう一度読みたい!と思わせるんだなあ。さすがです京極先生。

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| 京極夏彦 | 21:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

後巷説百物語

<あらすじ>

文明開化の音がする明治十年。 一等巡査の矢作剣之進らは、ある島の珍奇な伝説の真偽を確かめるべく、東京のはずれに庵を結ぶ隠居老人を訪ねることにした。 一白翁と名のるこの老人、若い頃怪奇異端を求めて諸国を巡ったほどの不思議話好き。 奇妙な体験談を随分と沢山持っていた。 翁は静かに、そしてゆっくりと、今は亡き者どもの話を語り始める。(Amazonより)

<感想>

実は読み始めるのに、覚悟がいった。
というのも、続巷説百物語の最後が切なくて切なくて、読むのが怖くなっていた所為です。
でもね、今はいえる。 読んでよかった。 百物語シリーズを読んでてよかった。

赤えいの魚:見知らぬ四人組がでてきて、一瞬ビビッた(笑)御行とか山猫廻しとか……もう。逢いたかった!って気持ちになる。うーん、でも、確かに、自分の常識を盲信していれば、こうなるよね。自分は正しいと思うことがすでにおこがましい盲信なのかもしれない。

天火:読んでて、ついハラハラした。いや、大丈夫なのはわかってるけど、え?え?みたいな。笑

手負蛇:グレるにも、程合いがございましょう。

山男:今も昔も人の心と犯罪は変わらない。でもこの話が一番、百介たちが生きた時代のあやかしと明治におけるあやかしの、人々の係わり合いが違う事が、よくわかる。

五位の光:一白翁の養い子である小夜も関わる話。まさかの京極堂つながりの人たちがでてきてびっくりだ。

風の神:この話が一番好き。この話を読むために、私は前の5話を読んだのだと思う。始まりと終わり。 もう最後の方なんて、涙なしには読めない。よかったあ、よんでよかったあ。


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| 京極夏彦 | 23:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

重力ピエロ

<あらすじ>

兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と火事を予見するするような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールと奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄がついに直面する圧倒的な真実とはー。(裏表紙より)

<感想>

ミステリーというより、これは家族小説なんだな、と思った。
春や泉水、そして父の会話、回想ででてくる母の会話がとても面白い。
魅力的な家族だから、その背景がよけい切なく浮き彫りになる。

私なんて完璧に読んでいて、家族に肩入れをしてしまったよ。
すごく深刻な事を離している時もユーモアを忘れないというか、語り口が軽くて、そこに救われる。
一歩間違えれば、どこまでも暗くなる物語だもんなあ。


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| 伊坂幸太郎 | 21:15 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

終末のフール

<あらすじ>

あと3年で世界が終るなら、何をしますか。2xxx年。「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されて5年後。犯罪がはこびり、秩序は崩壊した混乱の中、仙台市北部の団地に住む人々は、いかにそれぞれの人生を送るのか?

<感想>

終末のフール:数年ぶりに娘が帰って来るのを待つ夫婦の話。どんな思い出も、笑えるようになれるのね。

太陽のシール:優柔不断な夫と妻の話。夫がかわいいよ。笑。ほんわかする。

篭城のビール:とある一室に篭城した犯人とその部屋の家族の話。

冬眠のガール:両親を亡くした女の子の話。ものすごく前向きで、かっこいいなあ。

鋼鉄のウール:ジムに通う男の子の話。苗場さんがかっこよすぎる……!今できる事を精一杯していれば、世界が明日終ろうが、変わらないという事ですね。

天体のヨール:大学時代の友人と会う男の話。切ない。

演劇のオール:誰かの孫になったり姉になったりする女の人の話。または、個人が集まって家族になる話。

深海のポール:とある家族の話。世界が後少しで終るのに、こんな穏やかな気持ちでいれるのかなあ、すごいなあ。

やっぱり終末となるとみんな、仕事をやめたりのんびりしたり、してる。終末まで仕事をするぞ!っていう仕事をしてる人って本当はとてもとても少ないんだろうなあ。


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| 伊坂幸太郎 | 15:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

それでも、警官は微笑う

<あらすじ>

無口で無骨な巡査部長・武本と、話し出すと止まらない、年下の上司・潮崎警部補。二人は、特殊な密造拳銃の出所の捜査にあたる。たどり着いたのは5年前のある事件だった。覚せい剤乱用防止推進員の拳銃自殺。その背後に潜む巨悪とは?(裏表紙より)

<感想>

しょっぱなから、ええええええ、というシーンだった。色んな意味で、ドキドキしたわあ!
いや、まあそこは置いといて。 面白かったです。潮崎のキャラがいいよ。武本とのでこぼこコンビっぷりが。
話の中で、警察小説を愛読している潮崎がキャラクターたちの名前をぽんぽん出してくるんですが、いかんせん私あまり警察小説を読まないため、ぜんぜん分からない。ううん、最近臨場を読んだくらいだからなあ。
なので、好きな方はもしかしたら、知っているキャラがでてきて、楽しいかもしれない。
ラストはどちらかというと、切ないほうなので、スカっとしたエンドをご希望な方には薦めない。
けど私は今回はこう終った、だからこそ未来に繋がるんだ、と感じる。
切ないけど、読後感は良い感じです。


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| 日明恩 | 13:47 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

焚火の終わり 下

<あらすじ>

蠱惑の極みの陶酔…異母妹!? 美花はもう、茂樹のすべてだった。 罪悪感が、二人の果て無き愉悦の火種となった。 フランクフルトへの転勤を前に、茂樹は辞職を決意する。 生活の糧とすべく、二人は岬の家の近くに廃屋同然のかやぶき農家を移築して回想し、旅館業を営む決意を固めた。 準備をすすめる中、美花は自分の出生の謎を記した茶封筒を手にする…(Amazonより)

<感想>

この話は、近親相姦を含んでいるけれど、そういったタブーに対して本人達は罪悪感を感じてはいるけれど、外から糾弾される事はない。
なんかよくある、関係がバレて修羅場とか、周りにあーだこーだ言われる、みたいなのは、ない。
上巻よりも下巻の方が、美花と茂樹はあくまで一人の女と男、の関係になっている。
ゆるゆると終わりに向かって、自分達から世界を少しずつ切り捨てて、二人で向き合う。ように、私は思えた。


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| 宮本輝 | 12:13 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

焚火の終わり 上

<あらすじ>

島根県の岬の町に住む美花は、茂樹の異母妹である。 幼い頃、岬の家に行くのが好きだった。 いつも二人は焚火を楽しんだ。 父が死に、母も他界した後、茂樹は母のノートから「許すという刑罰」という謎のメモを発見する。 一方、美花の家には異様な写真が残されていた。 「美花は本当に自分の妹だろうか」 出生の秘密を探るうち、さらに強まる二人の絆。 それは恐ろしいほどの疼きとなった。


<感想>

どことなく廃頽的な雰囲気が流れてる気がする。出生の謎、ノートに書かれた文字、顔がくりぬかれた写真。ミステリー要素がたっぷりだ。
その中で、いままで異母兄妹として育ってきた二人の関係が少しずつ変わっていく。
周りの人間も、誰がどう過去に関わっているのかが露になってくる。
じわじわとくるなあ。 下巻を読もう。


続きはネタバレ有りの感想
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| 宮本輝 | 20:35 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

陰獣

<あらすじ>

探偵作家の寒川に、資産家夫人静子が助けを求めてきた。捨てた男からの脅迫状が届いたというが、差出人は人気探偵作家の大江春泥。静子の美しさと春泥への興味で、寒川は出来るだけの助力を約束するが、春泥の行方はつかめない。そんなある日、静子の夫の変死体が発見された。

<感想>

陰獣:背中にみみず腫れのある女、乗馬をしない夫が所有していた鞭、女の行動を逐一手紙にしたため送る男。そこに殺人事件まで起きて、ものすごい凝縮さ!私は江戸川乱歩といったら推理小説、というイメージがあって今まで読まなかったんですが、寒川がかくような本格的推理小説(トリックをメインとした)から春泥が書く犯罪者の残虐性をおしみなく書く推理小説を書かれるのかな、とおもいました。

蟲:厭人病者の柾木は、学生の頃から密かな憧れであった現在は女優になっている木下芙蓉と再会したことにより、彼女に執着していく。柾木の芙蓉への執着までなら、分かる。その後の話が、はんぱない。いつ破裂してもおかしくないブラックボックスを抱える柾木をみながらページをめくるたびに、まだ大丈夫か、まだ破裂しないか、とハラハラする。まあ時間の問題なんでしょうが、ね。描写が容赦ないよー。


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| 江戸川乱歩 | 23:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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