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死ねばいいのに

<あらすじ>
死んだ女のことを教えてくれないか――。無礼な男が突然現れ、私に尋ねる。私は一体、彼女の何を知っていたというのだろう。問いかけられた言葉に、暴かれる嘘、晒け出される業、浮かび上がる剥き出しの真実…。人は何のために生きるのか。この世に不思議なことなど何もない。ただ一つあるとすれば、それは―。(Amazonより)
<感想>
一人の女が殺される。その女に関係する人間に、一人の若い男が尋ねて、女の事を尋ねる、という話。
若くて、口調もだらしない、自分でも学歴がないない言う、高卒、バイトはしてるからニートではないかな。みたいな。でも京極先生が書くものだから、よっぽど説得力のある言葉を吐くわけで、普通に頭いいよwwお前wwwみたいな。
タイトルが迫力ありすぎるけど、このタイトル以外にないな、と最後まで読むとわかる。
舞台が現代なのか、主人公が若い男なのか、まあ、読みやすかった。
いつもの、あの殺人的な薀蓄もなしなので、さらっと読めたー。
面白かったし、人に薦めたいんだけど、このタイトルはある意味いやがらせと思われるわ(笑)
一人一人、その人の人生があって、その人の言葉がある。絶対この中で、共感できる、ってか身に覚えがある感情があるはず。人間きれいごとじゃ、生きていけないからね。
そういう場面を読むと、少々、息がしづらくなるわ。
相変わらず、理詰めで説得力のある文章を書かれるよ。ほんと、筆力がありすぎるよー、京極先生ェー
一人目:会社の上司
二人目:隣人
三人目:ヤクザ
四人目:被害者の母親
五人目:担当刑事
六人目:?(書き下ろし)
みたいな感じで進む。書き下ろし部分は、伏せてみた。
続きはネタバレ有りの感想
<ネタバレ>
三人目辺りで、なんとなしに、もしかして、健也が犯人なんじゃ?と思った。
それまでは、きっと最後あたりに健也は犯人が分かってて、その犯人のところに行くんじゃないかな!?とか考えていたけど、なあんかしらないけど、あれ、健也犯人じゃね?って思った。
まあ、私、深く考えないたちなので、それからはあまり何も考えずに読んだ。
ある意味健也が説教して周った、って感じにも見えないけどさ。
死ねばいいのに、っていうのは、相手にいった言葉じゃなくて、あれは健也の問いだったんだろうなあ。
その問いに、死にたい、と答えたアサミの本意が知りたくて、アサミに関係した人たちのその問いをぶつけていく。でも誰もが、死にたくない、と答える。
死にたい、と答えたアサミは幸せだったのか、人間だったのか。
怖くなった、と答えた健也が、その話でようやく、弱みが見えた気がする。
それまで飄々とした、若いにーちゃんって感じだったからね。
色々考えさせられる話でした。 てか、まじで、文字の説得力がすごすぎるよ。どんだけ文章うまいんですか、京極先生。
一人目:会社の上司→不倫相手
二人目:隣人→彼氏を捕られたと思って逆恨み
三人目:ヤクザ→実はアサミのことをちゃんと好きだった
四人目:母親→人の所為にばかりして、自分の不幸を嘆く
五人目:警察
六人目: 弁護士、なのか、健也自身なのか。



*4/24 に登場人物の名前を修正しました。素でまちがってたw*
| 京極夏彦 | 09:34 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |

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Comment
俺さ、ケンジじゃねぇの。健也な。
2012/06/03 6:50 AM, from 渡来 健也









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