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星々の舟

<あらすじ>

禁断の恋に悩む兄妹、他人の男ばかり好きになる末っ子、居場所を探す団塊世代の長兄、そして父は戦争の傷痕を抱いて―愛とは、家族とはなにか。こころふるえる感動の物語。(Amazonより)

<感想>

物語は6つにの視点でできあがる。

1.次男で先妻との子の暁
2.末っ子で今の両親の子であり美希
3.長女であり後妻の連れ子の紗恵
4.長男であり先妻との子の貢
5.貢の長女の聡美
6.父である重之

視点が違えば、物語も違う。けど繋がっている、連作。
最初は、暁と紗恵の禁断の恋がメインかと思ったけれど、そんな事はなかった。それらはあくまで彼らの物語であって他の家族にはそれぞれ悩みがある。
本の中で、アルバムをめくるように時を重ねたり、戻ったりする。だれか一人だけの視点にならない事で、読み終わるとこの家族全員に対してすごく親近感が湧く。
個人的に、最後の父親の話は戦争に絡んだ事なので、こういったテーマを女性である村山さんが描けるのはすごいなあ、と思った。しかも多分、この方お若いよね?
そして紗恵と聡美に降りかかる事件は読んでて、辛かった。

続きはネタバレ有りの感想 
<ネタバレ> 

1.次男で先妻との子の暁(血の繋がらない妹だと思っていたのに、実際は母親が死ぬ前から、父が継母と通じてできたのが紗恵だと知る)
2.末っ子で今の両親の子であり美希(姉と兄の恋をみて―相手のいる男性ばかりを選ぶようになった)
3.長女であり後妻の連れ子の紗恵(昔から男の欲望の対象になりやすい。暁と離れた後、自殺未遂を起こす)
4.長男であり先妻との子の貢(学生運動に参加していた。若い娘と不倫関係)
5.貢の長女の聡美(美しい親友に、好きな幼馴染を取られる)
6.父である重之(慰安婦を愛していた過去を思い出す)

最後の暁のインド行きにはびっくりですよ。
結局、家族全員が暁と紗恵の過去を知っている。紗恵はこれからも一人で生きていくのだろうな、と思うと切なくなる。握り締めた暁のジッポ。
でも暁も離婚して、インドに行って、帰ってきたら、どうするんだろう。二人ともお互いの事を忘れられず、その恋に殉じようとしてるのかな。けど、決して結ばれる恋じゃないけれど。

私は暴行シーンというものを読むのが苦手で苦手でしょうがないので、紗恵の話を読んでて辛かった。半殺しとか生ぬるいよ。
いじめとかそーゆーのも苦手なので、聡美の話も辛かった。最近の携帯小説を読めないのは、この変が原因ですかね。でも読んでて辛いものはしょうがない。


「当たり前のこと訊くな、兄妹だろ」pg.387 ハードカバー版

これをどんな気持ちで暁は紗恵に言ったんだろう。
| 村山由佳 | 13:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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