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塗仏の宴 宴の始末

<あらすじ>

「愉しかったでしょう。こんなに長い間、楽しませてあげたんですからねえ」。その男はそう言った。蓮台寺温泉裸女殺害犯の嫌疑で逮捕された関口巽と、伊豆韮山の山深く分け入らんとする宗教集団。接点は果たしてあるのか?ようやく乗り出した京極堂が、怒りと哀しみをもって開示する「宴(ゲーム)」の驚愕の真相。

<感想>

終始、関口先生の精神具合を私心配してましてよ。
と、思ったけど、これは京極堂の話だった。今まで事件からは一歩引いた形で居た京極堂だけど、これは京極堂の事件だった。
終盤の、京極堂の憑きもの落としへの覚悟の言葉は、すごいな。
京極堂の内面が垣間見れる、ものすごく貴重な話だと思う。
というか、関口君の内面は、支度ですごく見れるけど、始末では、京極堂、榎木津、青木に鳥口君が活躍している。
ほんと、京極堂って人を頼らないよなァ。
そして榎木津がものすごくかっこいいんだけど、どうすればいい?
あれ?こんな頼りがいのある人だったっけ??
どうしてくれよう……!


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| 京極夏彦 | 09:25 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

塗仏の宴 宴の支度

<あらすじ>

「知りたいですか」。郷土史家を名乗る男は囁く。「知り――たいです」。答えた男女は己を失い、昏き界へと連れ去られた。非常時下、大量殺戮の果てに伊豆山中の集落が消えたとの奇怪な噂。敗戦後、簇出した東洋風の胡乱な集団六つ、十五年を経て宴の支度は整い、京極堂を誘い出す計は成る。(裏表紙より)

<感想>

一つ一つ独立しているようで、繋がっている短編の集まり。
これでまだ、支度っていうから……。

久しぶりに、関口先生が序盤から活躍してて、わーい!と喜んでいたら、一番のピンチに陥っていてびっくりした。けど、意外とこういう事には動じない、っていうか彼岸にぽっといける先生はすげーなって思いました。
というか……先生の1人称が怖すぎる。こんな目線で世界をみてんの?先生?みたいな。終盤に近づくほど、先生壊れちゃったンじゃないかと心配しちゃうよ。
でもそんな先生が、好きです。

とにかく登場人物が多いし。事件はバラバラに見える。唯一、とある土地の名前が同じなだけ。ああ、これからどうなるんだろうかッ!


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| 京極夏彦 | 14:56 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

死ねばいいのに

<あらすじ>
死んだ女のことを教えてくれないか――。無礼な男が突然現れ、私に尋ねる。私は一体、彼女の何を知っていたというのだろう。問いかけられた言葉に、暴かれる嘘、晒け出される業、浮かび上がる剥き出しの真実…。人は何のために生きるのか。この世に不思議なことなど何もない。ただ一つあるとすれば、それは―。(Amazonより)
<感想>
一人の女が殺される。その女に関係する人間に、一人の若い男が尋ねて、女の事を尋ねる、という話。
若くて、口調もだらしない、自分でも学歴がないない言う、高卒、バイトはしてるからニートではないかな。みたいな。でも京極先生が書くものだから、よっぽど説得力のある言葉を吐くわけで、普通に頭いいよwwお前wwwみたいな。
タイトルが迫力ありすぎるけど、このタイトル以外にないな、と最後まで読むとわかる。
舞台が現代なのか、主人公が若い男なのか、まあ、読みやすかった。
いつもの、あの殺人的な薀蓄もなしなので、さらっと読めたー。
面白かったし、人に薦めたいんだけど、このタイトルはある意味いやがらせと思われるわ(笑)
一人一人、その人の人生があって、その人の言葉がある。絶対この中で、共感できる、ってか身に覚えがある感情があるはず。人間きれいごとじゃ、生きていけないからね。
そういう場面を読むと、少々、息がしづらくなるわ。
相変わらず、理詰めで説得力のある文章を書かれるよ。ほんと、筆力がありすぎるよー、京極先生ェー
一人目:会社の上司
二人目:隣人
三人目:ヤクザ
四人目:被害者の母親
五人目:担当刑事
六人目:?(書き下ろし)
みたいな感じで進む。書き下ろし部分は、伏せてみた。
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| 京極夏彦 | 09:34 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |

前巷説百物語

<あらすじ>

理由あって上方から江戸へ流れてきた双六売りの又市は、根岸の損料屋「ゑんま屋」の手伝いをすることに。この店はれっきとした貸物業、しかし裏では、決して埋まらぬ大損を大金と引き換えに仕掛けであがなう……という稼業を営んでいた。渡世仲間らと共に、若き又市が江戸に仕掛ける妖怪からくりの数々。だがついに、とてつもない強敵が又市らの前に立ちふさがる。(Amazonより)

<感想>

久しぶり、又市!
みたいな。

寝肥:この字をみた瞬間、うっひゃー!って思った。寝て肥えるって……正月の私の事かと。(汗)なんか他の人に説教されている又市って……かわいい

周防大蟆:青臭い又市爆発☆とかかいたら怒られそうだけど。たしかに、まっとうで、このまま、ねじくれるなよ、と思ってしまう。巷説や続巷説で飄々として、自信満々に仕掛けをしていた頃とは違うなあ。若いなあ。でも又市だなあ、と思わせてくれる。

二口女:この妖怪はなんか、ぬ〜○〜とかで見たことがあるかも。以外とメジャー?(笑)

かみなり:ひー。まさかのあの人登場。カッケー!

山地乳:因縁の名前が出てきた。

旧鼠:又市がなぜ御行姿になったのか。最後のシーンが切なくも、かっこいいなあ。

これを読んで初めて、巷説の又市の言葉や行動の意味がきちんと理解できた気がする。
だからこそ、シリーズをもう一度読みたい!と思わせるんだなあ。さすがです京極先生。

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| 京極夏彦 | 21:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

後巷説百物語

<あらすじ>

文明開化の音がする明治十年。 一等巡査の矢作剣之進らは、ある島の珍奇な伝説の真偽を確かめるべく、東京のはずれに庵を結ぶ隠居老人を訪ねることにした。 一白翁と名のるこの老人、若い頃怪奇異端を求めて諸国を巡ったほどの不思議話好き。 奇妙な体験談を随分と沢山持っていた。 翁は静かに、そしてゆっくりと、今は亡き者どもの話を語り始める。(Amazonより)

<感想>

実は読み始めるのに、覚悟がいった。
というのも、続巷説百物語の最後が切なくて切なくて、読むのが怖くなっていた所為です。
でもね、今はいえる。 読んでよかった。 百物語シリーズを読んでてよかった。

赤えいの魚:見知らぬ四人組がでてきて、一瞬ビビッた(笑)御行とか山猫廻しとか……もう。逢いたかった!って気持ちになる。うーん、でも、確かに、自分の常識を盲信していれば、こうなるよね。自分は正しいと思うことがすでにおこがましい盲信なのかもしれない。

天火:読んでて、ついハラハラした。いや、大丈夫なのはわかってるけど、え?え?みたいな。笑

手負蛇:グレるにも、程合いがございましょう。

山男:今も昔も人の心と犯罪は変わらない。でもこの話が一番、百介たちが生きた時代のあやかしと明治におけるあやかしの、人々の係わり合いが違う事が、よくわかる。

五位の光:一白翁の養い子である小夜も関わる話。まさかの京極堂つながりの人たちがでてきてびっくりだ。

風の神:この話が一番好き。この話を読むために、私は前の5話を読んだのだと思う。始まりと終わり。 もう最後の方なんて、涙なしには読めない。よかったあ、よんでよかったあ。


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| 京極夏彦 | 23:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

絡新婦の理

<あらすじ>

当然、僕の動きを読み込まれているのだろうな――二つの事件は京極堂をしてかく言わしめた。房総の富豪、織作家創設の女学校に拠る美貌の堕天使と、血塗られた鑿をふるう目潰し魔。連続殺人は八方に張り巡らされた蜘蛛の巣となって刑事・木場らを眩惑し、め捕る。中心に陣取るのは誰か?(裏表紙より)

<感想>

最後まで読み終わった途端、冒頭に戻る。
冒頭を読み返したくなる。

この巻はいつもにまして京極堂が出てこないので、ちょっぴりやきもきしていました。
とりあえず基督教の女学校が舞台の一つなので、女学生がでてきて、一気に華やかになったよ!鉄鼠の時の僧たちとは段違い(笑
しかし読んでいて、何かが足りないなあ、と思ってた私……そう関口君が足りない(笑
私は思っていたよりも関口君が好きらしいよ。ナンテコッタイ

事件があっては、次にまた違う事件が起きる。
ドミノ倒しのように、一つの事が違う事に作用していく。
その理を作ったのが―今回の犯人です。

ラストが読んだ中で、一番衝撃的だったかもしれない。
そして今まで以上に、榎木津が活躍(?)しているかもしれない。
なんか、いままで、奇天烈な人!と思っていたけれども、今回は以外とまともな事をいっていたし。悲しそうな表情もするし。榎さんかっこいいよー



続きはネタバレ有りの感想。
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| 京極夏彦 | 08:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

続巷説百物語

<あらすじ>

無類の不思議話好きの山岡百介は、殺しても殺しても生き返るという極悪人の噂を聞く。その男は、斬首される度に蘇り、今、三度目のお仕置きを受けたというのだ。ふとした好奇心から、男の生首が晒されている刑場へ出かけた百介は、山猫廻しのおぎんと出会う。おぎんは、生首を見つめ、「まだ生きるつもりかえ」とつぶやくのだが……。
狐者異、野鉄砲、飛縁魔――闇にびっしり蔓延る愚かで哀しい人間の悪行は、奴らの妖怪からくりで裁くほかない――。(裏表紙より)

<感想>

続、とついていますが、時期的に巷説百物語の続き、ってわけではありません。たとえば一巻の事件の前だったり後にある事件だったりします。ので、巷説を読んでいる方は、あ、これはあの事件だな、と分かる描写があるので、楽しめるかと。
前の巻では、書き始めが、どこどこになになにという何がある〜って感じでしたが、今回は、山岡百介がなになに、といった感じに彼の行動から始まっているように統一されています。面白いなあ。

野鉄砲:頭に石がめりこんだ死体が発見される。百介は兄に解明を要求され、一応百物語を蒐集している身として、当てはまる妖怪の残して、又市の所へ向かう。ものすごく意気投合したらしいですね、お二人さん(笑)治平の過去が垣間見れる一作。

狐者異:どんな怪奇が起ころうと、かならず説明があるのは分かっていても、最後まで私はいつもわからないなあ。 おぎんの過去が垣間見れる一作。

飛縁魔:人間の、人間に対する執念にぞくっとする。他人から見たら、これくらい、と思うものでも当人からみたら、また違うものなんだろうなあ。

船幽霊:百介とおぎんの二人旅ではじまる今作、なんだか不思議な感じ。又市がいなくて、大丈夫かな、とハラハラしてしまう(笑

死神:『七人みさき』は飛縁魔から出てたので、飛縁魔からはそのままの時期順かな。下手人は早いうちから分かるのだけど、その所業には読んでいて、吐き気がするよ。なんというか、ここまで人間が残酷になれるのか―って競ってるのか?みたいな……。

老人火:切ない。始まりから終わりまで、切ない。


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| 京極夏彦 | 10:10 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

巷説百物語

<あらすじ>

怪異譚を蒐集するために諸国を巡る戯作者志望の青年・山岡百介は、雨宿りに寄った越後の山小屋で不思議な者たちと出会う。御行姿の男、垢抜けた女、初老の商人、そして、なにやら顔色の悪い僧――。長雨の一夜を、江戸で流行りの百物語で明かす事になったのだが……。
闇に葬られる事件の決着を金で請け負う御行一味。その裏世界に、百介は足を踏み入れてゆく。小豆洗い、舞首、柳女――彼らが操るあやかしの姿は、人間の深き業への裁きか、弔いか。(裏表紙より)

<感想>

全体的に、一話完結なので、すごく読みやすい。
特に、ずっと百鬼夜行シリーズを読んでいたので、あれこんな短くて大丈夫ですか?京極先生?みたいな。妖怪か何かの仕業にしか見えないことが、きちんと最後では理屈的に説明される、この気持ちよさ。

ちなみにこのシリーズもアニメ化してますよ。


小豆洗い:一番最初の話なので、ベーシックな話のつくりになっている。王道のようで、まったく違う。なんて面白い話をかくのだろうか。

白蔵主:前の話で、すでに誰が御行一行か分かる。けど物語どう転がっていくかは、やっぱり最後までわからなかったなあ。

舞首:これは、すごいなあ。思わず読み返してしまった。どこがどうなって、え?これがこう?という私の頭ではなっかなかついていけませんでした笑

芝右衛門狸:一番、ほんわかした。内容的には殺伐してるんですが、だからこそ、登場人物内の人間同士(?)のやりとりに安心した。

塩の長司:これは中盤で、なんとなあく、分かった。けど細かくまでは分からなかったなあ。

柳女:あからさまに誰が悪人か仄めかす描写はあるから、誰が御行されるか(?)わかったけど、なんかやるせない最後だったなあ。

帷子辻:醜いけど、美しい物語、に思えた私は憑き物が付いてるのだろうか。京極堂ーおとしてくれー(笑


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| 京極夏彦 | 14:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

嗤う伊右衛門

<あらすじ>

疱瘡を病み、姿崩れても、なお凜として正しさを失わぬ女、岩。娘・岩を不憫に思うと共に、お家断絶を憂う父・民谷又右衛門。そして、その民谷言えへ婿入りする事になった、ついぞ笑ったことなぞない生真面目な浪人・伊右衛門――。
渦巻く数々の陰惨な事件の果てに明らかになる、すべてを飲み込むほどの情念とは――!?
志願と彼岸の間に滲む江戸の闇を切り取り、お岩と伊右衛門の物語を、怪しく美しく蘇らせる。(裏表紙より)

<感想>

四谷怪談って有名な怪談ですよね。実際、妖怪とかそんな造詣が深いわけではありませんが、お岩さんとか知ってる。けどこの話はそんなお岩さんと伊右衛門のイメージとは違う。
まず、伊右衛門がまじめで普通に良い男だ。つーかまじめすぎる。しょっぱなからまじめさ爆発だ。
そしてお岩さんは強い。毅然としている。現代社会にいれば、バリバリのキャリアウーマンになれたんじゃないかって感じです。
二人とも共通するのが、その正しさ―ある意味でもろく見える。


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| 京極夏彦 | 11:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

鉄鼠の檻

<あらすじ>

忽然と出現した修行僧の屍、山中駆ける振袖の童女、埋没した「経蔵」……。箱根に起きる奇怪な事象に魅入られた者――骨董屋・今川、老医師・久遠寺、作家・関口らの眼前で仏弟子達が次々と無残に殺されていく、謎の巨刹=明慧寺に封じ込められた動機と妄執に、さしもの京極堂が苦闘する。(裏表紙より)

<感想>

もう見渡す限り(読み渡す?)お坊さんお坊さんお坊さんお坊さんの嵐。まあ寺が舞台なのでしょうがないですがね。仏教、ひいては禅に興味も知識もなかったのですが、がんばって京極の薀蓄を読んで……理解……できたのか?まあ、悟ってはいませんがね。
去年の夏の話―この百鬼夜行シリーズ第一弾である「姑獲鳥の夏」にでてきた登場人物がでてきます。それと同時に関口の独白にもそれととれるようなものがあります。毎回リンクしているので、やはり順番どおりに読んだ方が楽しめますね。

舞台が箱根なので、冒頭は京極夫妻と関口夫妻の旅行風景です。雪絵さん千鶴子さん、がんばれ笑
なんか微笑ましいなあ。

いつもにまして、京極堂がまったくもって事件にのろうとしない!まあ京極堂の考えがあってのことなんですね。榎木津はいつもとおりでした。なんか……関口君のがんばりって、空回りだよね、と思ってしまった。
ううん、がんばれ。関口君。

それにしても予断ですが、私がこのシリーズを読んでいると周りの人が驚くんですよねえ。このレンガに(笑



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| 京極夏彦 | 22:59 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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